パーキンソン病とゴルフ 初め

ゴルフは大好きで、始めたのは25歳のとき1981年でした。仕事がデスクワークでしたので肩こりが酷く、父がゴルフの練習でもしてみたらとゴルフクラブをくれました。そのころは大阪市内に住んでいましたが、近所に自転車で行ける所に練習場があったので見よう見まねで始めて、あくまで運動不足解消が目的でした。職場の近くにゴルフショップがあり、その頃有名だったプロゴルファーの兄が工房をしておられ、話をしたときに7番アイアンで150ヤード飛ぶようになったら教えてあげますよといわれ、一生懸命振り回していた記憶があります。中学、高校と軟式テニスをしていたので最初からボールは打てましたし、空振りというのは殆ど記憶にありません。その後、父がコースに誘ってくれたのでゴルファーデビューとなりました。確か50台前半でそれぞれ回れたと記憶しています。

これがゴルフにはまったきっかけでした。

賭け事はしない、パチンコは煙草を吸わないのと音がうるさいので嫌い、マージャンは時間が長いと、一般的な付き合いは苦手でしたが、時はバブル入口から絶頂期へと進んでいくなかでゴルフは仕事の上でもプライベートでも大変有効な趣味のひとつとなりました。しかし、若年サラリーマンでは経済的に年に何回かゴルフに行くのが精一杯で限られたラウンド数でした。仕事や子育てに忙しく腕前は少しずつしか上がりませんでした。道具もドライバーのヘッドがパーシモンからメタル、チタンへと変わっていく時代でした。

生活に少し余裕のできた2000年に、あるゴルフ倶楽部のメンバーになり、そこからそれなりに練習とラウンドを重ね、2010年にシングル認定となりました。私の所属倶楽部では、シングル認定を受けるにはハンデキャップが10になったときから1年間に50ポイント以上を取得する必要があります。つまり、月例会や研修会で優勝すると10ポイント、2位だと5ポイントなどとポイントが決められており、これらが加算されて1年間で50ポイント以上になると倶楽部のハンデキャップ委員会に諮問され、認定プレイを経て承認されるとシングルプレーヤー認定書が授与されます。

シングルになることは目的の一つでしたからとてもうれしかったのですが、その直後に身体の異変に気付くことになります。


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