パーキンソン病の薬の効き具合

パーキンソン病の薬はどのぐらい効くのか。ここでいう効くというのは作用ではなくて時間のことで、薬がどのくらいの時間効くかということです。進行していくと作用もとても重要になってくるのですが、初期では、どのくらいの時間効くかということが日常生活を送る上で非常に重要で、裏返していえば、薬を最小限の摂取量、種類で薬の効かない時間(ウェアリングオフ)をどのようにしてつくらないか、がとても重要だということです。

先に書いたように内科的に非常に効率の悪いパーキンソン病の薬ですが、ここではL-ドーパ製剤で調べてみると藤本健一先生(自治医科大学神経内科准教授)の講演録によれば、血中濃度の半減期が60-90分と書かれています。つまり、1-2時間で薬効がなくなるということですから、この時間ごとに補給しないと病状(振戦や固縮等)が改善されないということになります。大抵はL-ドーパ製剤を補助する他の薬、例えばエフピー等も併せて飲むのでもう少し時間は延びると思います。

母の場合は最近パッチ型の皮膚に貼る薬を処方されて、飲み薬は食後1日3回と少ない回数で済んでいるようですが、私の場合は2~3時間ごとに開発中のサプリメントやL-ドーパ製剤を飲んでいる状態です。


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