パーキンソン病とサプリメント カプセル

バイオアクティブ社のムクナ豆エキス粉末「バイオドーパⓇ」を用いてパーキンソン病のサプリメントをつくることを決め、サプリメント製造会社数社と打合せや見積もり等のやり取りを経て試作段階となりました。この間、自分が思っているよりもかなり時間がかかりました。

例えば、サプリメントは巷にいろいろあって日々何気なく飲んでいますが、作る側になるといろいろと気になることが出てきます。その一つがカプセルです。

ここでいうカプセルとはハードカプセルです。ムクナ豆エキス粉末をハードカプセルに装置で充填する訳ですが、カプセルの素材を考える必要があるということです。

ハードカプセルの大半はゼラチンが多く、以前は牛由来でしたが、狂牛病(BSE)の問題から今は豚由来のゼラチンが使われることが多く、安全性も十分担保されているものです。これも中国製が多く、輸入品のサプリメントでは未だに牛由来のゼラチンもあるかもといわれています。ゼラチンのハードカプセルは安全性は担保されているとしても特有の臭いと味が気になります。特に夏場はこれらが強いように思います。しかもゼラチンはコラーゲンつまりタンパク質ですから体内への吸収を考えるとL-ドーパとの相性面ではあまり使いたくないと考えます。

この結果、今回開発するサプリメントでは植物由来のハードカプセルを使うことにしました。いろいろ調べた結果、カプスゲル・ジャパン社の次世代ヒプロメロース(HPMC)カプセル Vcap PlusⓇを使うことにしました。

Vcap PlusⓇの特長は、ヒプロメロース(HPMC)、つまり植物繊維であるセルロースを原料としており、広範囲な製剤分野で使われていて信頼できること、強い皮膜強度で割れなどに強いこと、またpHの影響を受けにくい溶出特性から食事内容等に影響されにくいことなどが挙げられる、優れたカプセルです。


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